「ちくわ(竹輪)」「かまぼこ(蒲鉾」「はんぺん(半片・半平)」、これらは魚肉のすり身を使ったいわゆる魚肉練り製品、日本人には古くからなじみの深い食べものです。
さて、今回のテーマは「ちくわ」です。一口にちくわと言っても、島根県の野焼きちくわ、鳥取県の豆腐ちくわ、広島県・岡山県の豆ちくわ、山陰の手握りちくわ、熊本県の日奈久ちくわ、愛知県の豊橋ちくわ、などなど、全国各地にそれぞれのちくわがあります。今回は神奈川県小田原市のちくわ工場をお訪ねし、どのようにちくわが作られるのかを見せていただきました。
子供たちにとって細長くて穴のあいたちくわはとてもおもしろい形ですが、そもそもどうしてあんな形をしているのか・・・、お父さんお母さんはご存じでしたか?





左下写真提供:伊勢兼商店(昭和のはじめころのようす)
(1)今回「ちくわ」づくりを見学したおやこは、のむら ゆあちゃんと、じゅんこママ。
やってきたのは神奈川県の小田原市!! 立派なおしろ「小田原城」があるところ。でも、ここ小田原は「ちくわ」でも有名なんだ!
おしろを見たあと、市内のお店へ行ってみたよ。2人が訪れたこのお店、なんと180年近くも前から「ちくわ」を作って売っているんだって!!

ところで、ゆあちゃんにしつもん! ちくわってどんなかたちをしているかしってる?



クックー
(2)お店には、いろんなかまぼこやちくわが並んでいたよ。さあ、ゆあちゃん、「ちくわ」はどれですか?
そう! 長くて、まん中に穴があいている食べ物が「ちくわ」だね!
でも、どうしてこんな穴があいているんだろう? えっ? おかあさんもよくわからない? では、そのヒミツを確かめに、ちくわを作っている工場を見せてもらおう。

ちくわの穴、望遠鏡(ぼうえんきょう)みたいにのぞけちゃう!



クックー

(3)そもそも、ちくわって何からできているんだろう?
お店の社長さんが特別に工場の中を案内してくれたよ。
社長さんが見せてくれたのは、白身の魚をすりつぶしたちくわの材料!! なんと!ちくわの元は、お魚だったんだ! 白身の魚の中でも、タラやグチなどがよく使われるんだって。

手をきれいに消毒して、ちょっとさわらせてもらったよ!!

これが、白身の魚をすりつぶした「すり身」。ネバネバしているけど、なめらかだったよ。



クックー
(4)でも、どうやってお魚の身をすりつぶすんだろう?
この石臼(いしうす)に、魚の身を入れたボールをセット。棒を機械で回すと…。最初はボソボソした感じの魚の身が、すりつぶされてネバネバしたなめらかなすり身になるんだね!!
塩や砂糖、みりんなどで味つけをしたすり身は、次に「ちくわ」を作る別の機械へ運ばれるよ。

お魚の身がなめらかなすり身になっていくようす、おもしろかったね。



クックー
(5)これが、ちくわを作る機械! 機械に入れられたすり身が、少しずつ出てきて金属の棒のまわりにくるくるっと巻きついていくよ!
すり身が巻きついた棒は、エレベーターのように上にのぼっていったよ!

ちくわの形になったね。次はどうするのかな?



クックー
(6)次の場所で、すり身を焼いていくよ。棒に巻きついたすり身を、ころころと転がしながらじっくりと火を通しているんだ!!
そして最後に強めの火で表面をキツネ色に焼いていく!

ほら、みんなの知ってるちくわの色になってきたね!!



クックー
(7)おいしそうなちくわが完成!!
ちくわの穴は、焼くときに刺してある棒の穴だったんだね!!
今は機械で鉄の棒に巻きつけているけど、昔はぜんぶ人の手で、竹の棒にすり身を巻きつけていたんだって!!


「ちくわ」を漢字で書くと“竹”の“輪”で「竹輪」。ちくわってよばれるのは、こういうわけだったんだよ!



クックー
(8)工場の人に教わりながら、ゆあちゃんもちくわ作りにチャレンジ!
なかなか難しそうだね! ゆあちゃん、がんばってすり身を棒に巻きつけた!!
焼き上げるのは機械におおまかせ。わー、美味しそうに焼けたよ!!

おみごと! 手作りちくわが完成しました!!



クックー
(9)食べやすい大きさに、包丁で切って! ゆあちゃん、一口パクリ!
ちくわが大好きになったゆあちゃん、そのおいしさをパパにも教えてあげようって、お土産もたくさん買って帰りました!!

ちくわのヒミツもわかっちゃった。自分でちくわ作りにもチャレンジできた。おみやげもいっぱーい。楽しい一日だったね。



クックー

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